こんにちは、メディカルアプリナビゲーターのたかくんです。
突然ですが、遠隔医療と遠隔診療の違いをご存知でしょうか?
同じような意味合いで使われていることが多いこの言葉。正確には意味が異なります。
詳しくは「遠隔医療」と「遠隔診療」の違いをご存知ですか?にて紹介しています。
簡単にいうと…遠隔医療のなかに遠隔診療があるという位置づけです。
そんな遠隔医療、遠隔診療に関するアプリやサービスの記事をまとめてみました。
遠隔医療のアプリ、サービス
遠隔医療に関しては、国内・海外の遠隔医療アプリ14選という記事にてまとめています。
国内における遠隔医療アプリ・サービス6選
- スマートフォンとビーコンが連動して徘徊捜索に活用できる!「ハイビーコン」
- 日本でも遠隔医療が現実に!?スマホでドクターに匿名相談できる遠隔医療アプリ「Doctors Me」
- 医師サポート遠隔医療アプリ「ヒフミル君」
- 自宅にいながら血液検査が受けられる遠隔医療サービス「スマホdeドック」
- AEDの場所が確認でき、心肺停止・脳卒中の救命をサポートするアプリ「HeartRescue(ハートレスキュー)」
- 心電図が測れるiPhoneアプリ「smartECG」
海外における遠隔医療アプリ・サービス8選
- iPhoneで網膜画像診断が可能に!眼検査ができる遠隔医療アプリ「iExaminer」
- スマホで失明回避!目の総合検査ができる遠隔医療アプリ「Peek」
- 自宅での服薬管理に!飲み忘れを防ぐIoT薬箱「Lumma」
- ドクター向け!処方せんが発行できるiPhoneアプリ「Rx-Writer」
- 貼るだけでバイタルチェックができるウェアラブルセンサー「HealthPatch」
- IoTデバイス(聴診器・体温計)で体調管理するアプリ「CliniCloud」
- 一家に一台聴診器の時代がくる?健康管理ができるIoT聴診器「Stethee」
- 治療管理のプラットフォーム「TwineHealth」
遠隔診療のアプリ、サービス
遠隔診療に関しては、国内・海外の遠隔診療アプリ7選としてまとめています。
国内の遠隔診療アプリ・サービス3選
- オンライン上で診察から支払いまで完結する!遠隔診療アプリ「CLINICS(クリニクス)」
- スマホで遠隔診療!どこにいても診療を受けられるアプリ「ポケットドクター」
- いよいよ日本でも遠隔診療が本格化!「PORTメディカル」
海外の遠隔診療アプリ・サービス4選
- オンラインビデオで診察を受けられる遠隔診療アプリ「MeeDoc」
- まさに遠隔診療!オンライン受診できるアプリ「Doctor On Demand」
- iPhoneで遠隔診療!アプリ上でのかかりつけ医?「First Opinion」
- 耳の病気がわかるiPhone用遠隔診療アプリ「Seymour」と専用デバイス「Oto」
以上がメディカルアプリナビで掲載している遠隔医療、遠隔診療に関するアプリやサービスになります。
遠隔医療・遠隔診療と相性のいい疾患とは?
日本国内でも遠隔診療が盛り上がっています。そんな遠隔診療のメリットはさまざまですが、相性のいい疾患、相性の悪い疾患があります。
遠隔診療と相性のいい疾患は?
相性のいい疾患としては、生活習慣病や皮膚疾患、精神疾患などがあります。
具体的には…
- 花粉症
- 骨粗鬆症
- 禁煙
- AGA(男性脱毛症)
- ED(勃起障害)
- 生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症)
- 皮膚疾患(湿疹、白癬)
- リウマチ
- 痛風
- 産後うつ
- パニック障害
- 不眠症 などなど…
こう見るとかなり幅広い疾患が遠隔診療が可能となっています。
ちなみに遠隔診療ではありませんが、糖尿病など生活習慣病の疑いがある方は、無料検診が受けられるサービスがあります。
健診で指摘されたけど、なかなか受診できていないという方は無料なのでおすすめです。
▼詳細はこちら
またAGA、いわゆる男性脱毛症でお悩みの方は新薬を試せるチャンスもあるのでおすすめ!
遠隔診療と相性の悪い疾患は?
基本、初診が対面になるため、一度の受診で済むような疾患や処置が必要なケガなどは遠隔診療のメリットがありません。
- 風邪(感冒):多くの方が一度の受診で5日ぐらい薬をもらって終了
- ケガや火傷などの外傷:当たり前ですが、手技や手術などが必要なものは無理ですね
ということで、遠隔医療、遠隔診療についてまとめてみました。少しでもお役に立てれば幸いです。
遠隔医療・遠隔診療アプリ
ここからは遠隔医療・遠隔診療アプリの一部を紹介します。
iPhoneで遠隔診療!アプリ上でのかかりつけ医?「First Opinion」
病院に受診するのって大変ですよね。ちょっとのことであれば我慢しようと考える方は多いのではないでしょうか?
また、「仕事を休めない」「待ち時間がいやだ」などの理由で病院に行くことを諦めている人もいるかもしれません。
「First Opinion」というiPhoneアプリを使えば、そういった経験を減らせるかもしれません。
遠隔診療アプリ「First Opinion」とは?
この「First Opinion」は、病院に受診することなく、チャットのような形式でドクターに相談ができるiPhoneアプリです。基本的にメッセージは無料!
24時間いつでも対応しているので、困ったことがあればその場でメッセージを送ることができます。無料版では質問をしてから24時間以内の回答が保証されており、有料版(月9ドル)では5分以内に回答がもらえるとのことです。
また、有料版では写真を添付することもできるということなので、より詳細に相談ができるようです。
ドクターにチャット形式で相談できる!
相談の形式は、問診票のような定型的な質問フォームではなく、チャット形式で自由にメッセージが作成できるようです。
そのため、ドクターとチャットでやり取りをするうちに自分が不安に思っていることが解消できるかもしれません。
また、一度登録すると、基本的には同じドクターが対応してくれるとのことなので、何度も同じ説明をしなくてすみますし、お互いの信頼度も増していくということが期待できます。
アプリ上でのかかりつけ医のような位置づけとして、将来、緊急性が低いものは、まずアプリで受診、必要性に応じて病院を紹介という流れができてくるかもしれません。
このアプリは残念ながら日本には対応しておらず、アメリカでのサービスとなります。
ただ、日本においてもこういった遠隔医療アプリは続々とリリースされているので、随時紹介できればと思います。
オンラインビデオで診察を受けられる遠隔診療アプリ「MeeDoc」
「MeeDoc」は、オンラインビデオでドクターと患者、お互いの顔を見ながら診察を受けることができるという遠隔医療アプリです。
開発したのはフィンランドの会社で、このアプリを使えば自宅にいながら、チャット(テキストメッセージ)、写真、オンラインビデオでドクターの診察が受けられます。
診察を受けたい場合には、ドクターのプロフィール情報を確認しながら、時間を予約するという方法と、その時に空いているドクターの診察を受けるという方法があります。
急な発熱や体調不良の際は、後者を選択するような形になるでしょう。
価格は、15分間の相談で25ユーロで、必要であれば処方せんを出すことも可能なようです。
また、妊婦や育児中の方向けに、看護師、助産師にチャット(テキストメッセージ)、写真で相談できるサービスも開始したとのことです。
このような遠隔医療関連は、高齢化が進むとよりニーズは高まりそうですね。
医師と患者をつなぐアプリ「Ringadoc Exchange」
※2016年9月19日更新 残念ながらサイトが閉鎖されていました。
「Ringadoc Exchange」は、米国で150万人以上の患者が利用しているクラウド型自動応答アプリです。
具体的には、患者さんの時間外の電話に対応するアプリで、ドクターが帰宅後に患者さんから電話がくると、アプリを通じてボイスメールを残せるようになっています。
ドクターには、あらかじめ設定しているスマートフォンやPCにアプリを通して、録音されたメッセージが届き、ドクターはそれを聞いて、その患者さんの対応を決めることができます。
時間外の対応に苦慮していたドクターはこのアプリで、助かっているようです。
医師と患者をつなぐアプリ「Ringadoc Exchange」
病院で「即見て」ほしい人のためのアプリ「ソクミテ」
突然ですが、あなたがいま体調不良になったらどうしますか?
まず安静にする、どうしても治らなければ医療機関に受診する、こんな方が多いと思います。
ただ、その際に困るのが、待ち時間。
緊急性の低い慢性疾患であれば、まだ良いのですが、体調が悪い時には、あまり待ちたくないですよね。
そんな不満を解決してくれるアプリが「ソクミテ」です。
「即見て」ほしい人のためのアプリ「ソクミテ」とは?
「ソクミテ」は、医療機関にすぐ診てほしい、すぐ受診したいというニーズを満たすため、現在地から即時に診察可能な内科の検索ができるアプリです。
具体的な流れとしては、現在地や最寄り駅からすぐに行ける医院が検索すると、およそ30分以内に受診できる医院が表示されるとのこと。
そして、地図上のピンの色によって、医院の混み具合が確認でき、受診を希望する際は「診て」ボタンを押す。
という流れです。
使い方は非常にシンプルですが、まさに、「即診て」ほしい人のためのアプリです!
そのため、想定している対象は、忙しいビジネスパーソンとのこと。
ただし、検索できるのが2015年8月現在、β版として東京都新宿区、渋谷区限定となっているので、注意が必要です。
徐々にエリアも拡大していくようなので、これからが楽しみなアプリです。
PS.
わたし自身も、突然の体調不良でダメなときに、できるだけすぐ診てもらえる医院を選んで受診した経験があります。本当に辛いときは、そういった観点で医院を選ぶんだな、と自分でも新しい発見でした(笑)
そういった経験からも、是非、エリアを拡大して1人でも多くの方に使ってもらいたいアプリです。
「ソクミテ」
匿名質問でも回答率100%!臨床心理士など心の専門家に質問できるサービス「Reme(リミー)」
「臨床心理士」という職業をご存知ですか?
名前は聞いたことあるけど、具体的にどういうことをしてる職業なのかわからない…
そんな人も多いのではないでしょうか?
ということで調べてみました。
臨床心理士とは、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定している資格のことで、その協会のホームページに以下のようなことが掲載されていました。
「臨床心理士」とは、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”です。
臨床心理士に求められる専門行為とは、
①種々の心理テスト等を用いての心理査定技法や面接査定に精通していること。
②一定の水準で臨床心理学的にかかわる面接援助技法を適用して、その的確な対応・処置能力を持っていること。
③地域の心の健康活動にかかわる人的援助システムのコーディネーティングやコンサルテーションにかかわる能力を保持していること。
④自らの援助技法や査定技法を含めた多様な心理臨床実践に関する研究・調査とその発表等についての資質の涵養が要請されること
要するに「臨床心理士」=「心の専門家」というわけです。
精神疾患が増えている中でこの臨床心理士という職業には注目が集まっています。
今回は、そんな臨床心理士をはじめとする心の専門家(看護師や精神保健福祉士、産業カウンセラーなどの資格を保有者)に匿名で相談できるサービス「Reme(リミー)」を紹介します。
心の専門家に質問できるサービス「Reme(リミー)」とは?
「Reme(リミー)」は臨床心理士をはじめとする心の専門家(看護師や精神保健福祉士、産業カウンセラーなどの資格を保有者)に匿名で相談できるサービスで、月額500円で相談し放題、18歳以下であれば無料で相談できます。
スマホやPCだけでなく、LINEでも相談できるという手軽さや、匿名で相談でき100%回答してくれるという安心感が利用者としては重要なメリットになっているようです。
相談内容は多岐にわたっている!
相談の内容としてはこれまでにも、人間関係の悩み、仕事でのストレス、家庭問題、うつ病の対処法、不安な気分、病院や薬への恐怖心など、さまざまなものがあったようなので、基本的にどんな相談でもオッケーとのこと。
ただし、診断や特定の処方医薬品などに関する医学的なアドバイス、カウンセリング行為は行っていないので、注意が必要です。
相談するだけでなく、過去のQ&Aや症状別の情報を見ることができたり、メンタルのセルフチェックができるなどのサービスもあります。
心の問題はなかなか相談しにくい事情もあるため、「匿名」かつ「回答率100%」ということで安心して利用することができるサービスです。
耳の病気がわかるiPhone用遠隔診療アプリ「Seymour」と専用デバイス「Oto」
お子さんをお持ちの方にとって子供を病院に連れていくのは、一苦労ですよね。
ただ、どうしても小さい頃は体調を崩し受診する機会も多く、特に中耳炎など耳の痛みなどを訴えるお子さんは多いと思います。
そういった際に、医療機関に行かずに、耳の状態を診断してもらえるアプリが「Seymour」です。
耳の中を診察できるiPhoneアプリ「Seymour」とは?
この「Seymour」は、iPhone用のカメラのようなデバイス「Oto」をつけて耳の中を撮影することで、異常がないかドクターが診断してくれるというアプリです。
アプリで耳の中を撮影し、メールでドクターに送信することで、2時間以内にその画像、動画をもとに診断、必要であれば薬局に処方箋を送ってくれるとのことです。
下記のような3ステップで簡単に使えるのも特徴
- iPhoneに専用のデバイスをセットする
- 耳の中を撮影する
- ドクターにそのデータを送信する
2016年10月3日時点で専用の機器「Oto」(約79ドル)は売り切れ状態で入荷待ちのようです。
iPhoneアプリと専用のデバイスがあれば受診せずに診断できる
このアプリであれば、自宅にいながら耳の状態をドクターに診てもらうことができるので、わざわざ病院に足を運ぶ必要がなくなります。
特にお子さん連れでの受診は大変なので、子育て中の方には喜ばれるアプリだと思います。
また、どうやら開発者の意図として、曖昧に診断してむやみに抗生物質を出されるのを減らしたいという思いもあるようです。
最近では耐性菌の話題もあり、抗生物質の適正使用が進められているので、その取り組みに一役買いそうなアプリです。
残念ながら、日本はまだ対応していないようですが、こういったアプリが普及することで、しっかり専門医にみてもらい適切な治療をすることができるようになるといいですね!
個人的に「ガジェット」という言葉に弱く、新しいガジェットを見るとついついポチってしまうことがあります。
ガジェット好きの方ならこの気持ちわかりますよね?
特にクラウドファンディングサイトは誘惑でいっぱいです…
そんななか、ガジェットに特化したサイトを発見!
その名も…ガジェる
ガジェット好きなら見逃すわけにはいかいないサイトです。
メールアドレスと任意のパスワードですぐ会員登録できたので、速攻で登録してしまいました…
しばらくガジェット沼から抜け出せなそう…
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