医療・ヘルスケア分野でIoTの導入事例が増えているということと、個人的にも非常に興味のある分野ということもあり、「IoT」についてまとめてみました。
細かい内容などはリンクを貼っているのでそこから記事の詳細を読んで頂ければと思います。
そもそもIoTとは?
IoTは「Internet of Things」の略で、一言でいうと「モノのインターネットのこと」です。
いまいちピンとこないと思うので、詳しくはこちらの記事で。
「IoT」の読み方・意味とは…「Internet of Things(モノのインターネット)」の略
ちなみに読み方はそのまま「あいおーてぃー」ですよ。
IoTとM2Mの違いについて
IoTのことを調べるとM2Mという言葉を見ることがあります。IoTの理解のために重要そうなので、M2Mについて調べてみました。
※随時更新中……
IoT導入事例(アプリなど)
IoT導入事例について紹介していきます。
喘息や花粉症の方にオススメ!部屋の衛生状態を客観的にチェックできるIoTデバイス「uHoo」
喘息や花粉症などのアレルギー体質の方にとって普段過ごす部屋やオフィスの衛生状態は重要ですよね。
部屋の衛生状態をチェックできるIoTデバイスが「uHoo」です。
部屋の衛生状態がわかるIoTデバイス「uHoo」とは?
「uHoo」は、専用のIoTデバイスを部屋に置いておくだけで、スマホに部屋の状態を表示してくれるアプリです。
専用のIoTデバイスはマイボトルのような形をしており、シンプルで部屋にも馴染むデザイン。
重さも200gということで、缶コーヒー1本分ぐらいなので、部屋から部屋への持ち運びもしやすいサイズですね。
測定できるのは、
温度、湿度、揮発性有機化合物(VOC)、PM 2.5(ダスト)、空気圧(気圧)、一酸化炭素、二酸化炭素、オゾン
の8つの項目で、聞きなじみのないVOCというのは空気中の化学物質のことで、これが多いと呼吸器関連や肌にも悪影響を及ぼす物質のことです。
このように、ほかのデバイスよりも多くの物質(8項目)がわかるのが差別化のポイントとなっているようです。
これらの物質を測定し確認できるだけではなく、物質が一定以上だとアラートで部屋が危険な状態だと知らせてくれ、アラートを鳴らす指標はカスタマイズできるようです。
それぞれの物質を客観的に確認できるので、換気をしたり、湿度を上げたり、と対策が立てやすいですよね。
特に喘息や花粉症の方は、このアプリを使うことによって部屋の状態を観察し対策を立てることで、症状を抑えることが期待できそうです。
空気清浄機は広まってきていると思いますが、空気の状態を知ることができるこちらのIoTデバイス「uHoo」も一家に一台いかがでしょうか?
禁煙を実現させるライター?禁煙サポートアプリ「Quitbit」
私は喫煙者ではないのですが、普段生活をしていて、ここ数年で喫煙スペースが少なくなったのを実感します。喫煙者にとってはよりそう感じるかもしれませんね。
禁煙する方も増えてきて、病院では禁煙外来も一般的になってきたように思います。禁煙外来をはじめ、禁煙法はさまざまありますが、もし、これから禁煙を考えている方は、「Quitbit」というアプリで禁煙できるかもしれません。
禁煙サポートアプリ「Quitbit」とは?
「Quitbit」は専用のライターとスマートフォンが連動することで、喫煙回数を管理できる禁煙サポートアプリです。
ライターは、通常の火が出るタイプではなく、コイルを加熱するタイプで、このライターを使った回数をカウントし、アプリで管理するというもの。
ライター自体にもディスプレイが付いており本数が確認できるようになっています。
またアプリで目標本数を決めることもできるため、正確に本数をカウントしながら禁煙をサポートしてくれます。
喫煙本数を見える化することで、モチベーションを保ちながら、禁煙を実現できかもしれません。禁煙外来での治療と共に行うとより効果が高まりそうです。
留守中の部屋が気になる方へフクロウ型IoT監視カメラ「Ulo」
外見はフクロウのおもちゃに見えるこちらのデバイス…実は、監視カメラです。
名前は「Ulo」といい、スマートフォンと連動することで部屋を監視するフクロウ型IoT監視カメラです。
フクロウ型IoT監視カメラ「Ulo」とは?
「Ulo」は、監視カメラとスマートフォンが連動したIoT監視カメラです。
監視カメラといってもフクロウ型なので部屋に置いておいても違和感はありません。
このフクロウ型IoT監視カメラを部屋に設置しておくことで、外出先からでも、部屋の様子を見ることができます。
フクロウの目がいろいろと動いて表現してくれて、ウィンクで写真を撮ったり、充電中は不思議そうな顔をしていたり、バッテリーが少なくなると、眠そうにしたり…と、表情豊かなペット感覚の監視カメラです。
目の動きがとてもかわいいです。
一人暮らしの方や、ペットを飼っていたりする方にもオススメの監視カメラです。
また、撮影の種類も、動いたものを撮影するモードや静止画モード、リアルタイムで動画を配信する、赤外線カメラで暗くても撮影できる
などなど、本来のカメラ機能も十分です。
一家に一台いかがでしょうか?
緊急事態にはこれを使って危険を知らせよう!スマートホイッスル「WISO」
最近、ストーカーや、近隣トラブルなど…物騒なニュースを耳にすることが多いので、不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなトラブルの際に役立つデバイスが「WISO」というスマートホイッスルです。
スマートホイッスル「WISO」とは?
「WISO」は、ボタンを押すだけで、スマホと連動して、自分の居場所と助けを求めるメッセージを送信できるスマートホイッスルです。
スマートホイッスルというだけあって、ボタンを押して知らせるだけでなく、実際にホイッスルとして吹くこともできますし、スマホのアラームを鳴らして防犯ブザーとしてもつかうことがてきるという一台三役の優れもの。
あらかじめ登録をしておけば、指定した人(最大7名)に通知させることが可能とのこと。
最大3人に対してのショートメッセージ、最大3人に対してのメール、1人に対して緊急電話という使い分けができるようになっています。
ただのホイッスルや、防犯ブザーよりも、確実に届き、居場所も知らせることができるといえ画期的な製品です。
スマホの普及で、これからの防犯ブザーがこのスマートホイッスルに置き換わっていくかもしれませんね。
開発者も自身の娘が緊急時に迅速かつ正確に伝える自己防衛製品がなかなか見つからなく困っていて、そこからアイディアが生まれたそうです。
お子さんや恋人、友人へのプレゼントとしていかがでしょうか?
肌トラブルを解決できるiPhoneアプリ「Oku」
ここ数年で女性だけでなく、男性でもスキンケアを行うのが一般的になってきているということもあり、スキンケアへの関心が高まっていることがうかがえます。
そんなスキンケア関連でニキビや乾燥などのお悩みを持っている方、「Oku」というアプリで悩みが解決できるかもしれません。
肌の状態がわかるiPhoneアプリ「Oku」とは?
「Oku」は、キューブ型の専用のセンサーで皮膚状態をチェックし、管理できるアプリです。
アプリを起動して、センサーを肌に当ててボタンを押すだけで、皮膚の状態が測定できます。
専用のセンサーが肌のスナップショットを撮影、肌をスキャンし、詳細に分析してくれるようで、具体的には、スキンスコア、水分、弾力、しわ、色素沈着などを測定できるとのこと。
目標設定で理想の肌に!
また、目標設定もでき、それをもとにライフスタイルや食生活などスキンケアのアドバイスをくれる機能もあるようです。
ちなみに、このアプリでは、1日2回、毎日計測することを推奨しています。
肌に悩みをお持ちの方は、このアプリを使うことで、肌のトラブルを解消できるかもしれません。
「Oku」http://getoku.com/
【医療×IT】研修医向けのシミュレータロボット「mikoto」
研修医や学生、看護師向けのシミュレータロボット「mikoto(みこと)」を紹介します。
研修医向けシミュレータロボット「mikoto」とは?
「mikoto」は、研修医がトレーニングするためのシミュレータロボットで、「気管挿管」「内視鏡検査」「喀痰吸引」の3つのトレーニングができます。
医療の高度化によって実践スキルが求められるようになってきたため開発されたシミュレータロボットで、MICOTO テクノロジーと鳥取大学医学部付属病院が開発し、医師からのフィードバック受けているとのこと。
ちなみに「mikoto(みこと)」というネーミングの由来はこちら▼
[mikotoネーミングについて]
★「みこと(命)」…いのち(命)、与えられた使命 ★
○「まるで命があるかのようなリアルな反応」
○「使命を帯びた者(ヒューマノイド)」として位置づけ。
※使命とは「実地的体験、医師の育成」など出典:mikotoテクノロジー
公式サイトには1分ほどの動画がありますが、それを見るとリアルさが伝わります。
もちろん外観だけでなく、内側も本物のようです。気になる方は動画をご覧ください。
これだけリアリティがあると本番を想定してトレーニングができそうです。
しかも、実際の人間の反射や痛みを反映しているというから驚きです。
実際の患者さんを想定するため専用のセンサーをつけることで、例えば咽頭の奥に器具が当たると「オエッ」と言ったり、「いたい」と言うこともあるとのこと。かなり緊張感があります。
このシミュレータロボット「mikoto」の普及によってドクターの技術向上につながればなによりですね。
スマホと連動するIoT補聴器(スマート補聴器)の種類や機能について調べてみた
インターネットやスマホの普及によって、さまざまなモノがインターネットと繋がるようになってきました。いわゆるIoT(モノのインターネット)です。
そんなIoT(モノのインターネット)のひとつに補聴器があります。
今回は、そんなIoT補聴器、スマート補聴器についてまとめてみました。今のところ3種類の紹介ですが、まだまだ増えそうなので、随時更新していきます。
スマホと連動するIoT補聴器、スマート補聴器一覧
さっそくスマホと連動するIoT補聴器、スマート補聴器を紹介していきます。現在(2017年11月)で3種類ですが、今後も更新予定です。
スマートワイヤレス補聴器「Halo2」(ヘイロー2)
- スマホとの連携によって、個人に合わせてカスタマイズできる補聴器。
- 「TruLink(トゥルーリンク)」というアプリで補聴器とスマホを連動させることができる。(トゥルーリンクはスマートワイヤレス補聴器Halo(ヘイロー)をスマホ等のデバイスで使用する際に活用できるアプリ)
- 通信可能な範囲(約7m以内)にHalo2がある場合、スマートフォンを探知機のようにしてHalo2の位置をシグナル表示することができる。
- ハウリングを未然に防ぐ、スターキー独自の ハウリング・マネージメント・システム。
- 会話の聞き取りを最適化。騒音と言葉を高速で分析し、言葉の間にある騒音をチャンネルごとに抑制することで最大20dBの騒音を減衰。
- 複雑な聴取環境に適した環境検知システム:ミュージック、スピーチ、騒音下でのスピーチ、機械騒音、風、騒 音、静寂など同時に複数の音響クラスを処理可能。音響クラスの識別能力は90%以上を実現。
- Siri®との連動によってiPhoneで文章を読上げに対応。
- 自動車や電車など時速16キロ以上で移動すると、スマートフォン内蔵のGPSと連動して「自動車」メモリーに切り換えることができる。
- アプリ上のサウンドスペース画面を指でなぞるだけで直感的に低音から高音まで、自分好みの音量・音質にいつでも、どこでもカスタマイズ可能。
スマート補聴器(リサウンド・スマートアプリ)
- スマートフォンやタブレット端末とも直接つながり最高水準の音声処理技術とワイヤレス技術を両立した次世代の補聴器。
- リサウンド・スマートアプリ™を使って、補聴器を好みの設定に調節することができる。
- スマート音声処理:楽に快適な音質を補聴器が自動で判断。
- スマートデザイン:着け心地が快適で目立たない、そして壊れにくいデザイン。
- スマート連携:ワイヤレスアクセサリーとの連携で、テレビも聞きやすい。
- スマートアプリ:いつでもお好みに合わせて音質を調整。
- 電話やテレビ電話の通話も、YouTube動画や音楽も、ナビアプリの道案内も、補聴器で直接聞き取れる。
- 置き忘れた補聴器をGPS機能で捜す、補聴器の音量調節、よく行く場所の最適な設定登録などが可能。
スマホを補聴器にするアプリBioAid(iPhoneアプリ)
- 英語サイトのみ。
- スマホ(iPhone)自体を補聴器として使用できるアプリ。
- 音の増幅、背景の雑音調整、特定の周波数の音の調整が可能。
- 6種類の周波数設定、4段階の増幅度合いの調整が可能。
以上、IoT補聴器、スマート補聴器についてご紹介しました。今後も随時更新予定です。
難聴や耳鳴りは治療薬が少ない分野のため、こうして補聴器が大きな役割を果たしています。なかなか治療薬はでてきていませんが、治験ではより早く治療薬を試す機会があるかもしれません。そういった最新情報を受け取るにはこちらのサイトがおすすめです。
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アプリで揺らすことができるIoTゆりかご「Smart Connect」
子育て中、忙しいときに限って赤ちゃんがぐずったりしますよね。手が離せないと抱っこしてあやすのは大変です。
そんな育児真っ最中の方にオススメのアプリとIoTゆりかごが「Smart Connect」です。
IoTゆりかごを揺らすアプリ「Smart Connect」
「Smart Connect」 はスマートフォンでIoTゆりかごを揺らすアプリです。
専用のIoTゆりかごとスマートフォンが連動することで、アプリでゆりかごを揺らすことができます。
揺らす速度を6段階で選択でき、メロディーも16曲と自然音3曲を流すことができます。
スマホからの操作は、約50メートルの範囲で可能です。
家事などで忙しいときや手を離せないときなどに役に立つアプリです。