こんにちは、メディカルアプリナビゲーターのたかくん(@MedicalAppNavi)です。
喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療薬は吸入剤が一般的ですが、咳や息苦しさなどの症状が出ていないと、服薬する意識が低下してしまうというような問題点があります。
そんな問題が「asthmapolis」というアプリで解決できるかもしれません。
※2016年9月3日追記
現在は「asthmapolis」ではなく「Propeller Health」というアプリになっています。
IoT吸入器!喘息を管理できるアプリ「asthmapolis」とは?
「asthmapolis」は吸入器に付ける専用のセンサーとスマートフォンが連動して、喘息・COPDを管理するアプリです。
どのように管理するのかというと、吸入器に専用のセンサーをつけて、あとは普段通りに吸入するだけ。
吸入器にセンサーをつけることで、どこで吸入器を使ったかが分かるようになっています。
つまり、きちんと吸入しているかの確認だけでなく、発作が起きた場所、時間、頻度などパターンが把握でき、そのデータが喘息日誌の代わりにもなるということ。
IoT吸入器とアプリで喘息発作のデータ共有とビッグデータとしての活用
また、家族やドクターとそのデータを共有することができるため、より適切な治療が話し合え、家族が見守ることで吸入忘れを防ぐことにも繋がります。
自分の発作の傾向などがわかれば、対策も立てられますし、病院への予定外受診も減らすことも期待できます。
そして、多く使われれば使われるほどデータを集積し、ビッグデータとしてさまざまな研究にも役立てられる可能性もあります。
ただ、おそらくエアゾールタイプの吸入器にしか付けられないので、ドライパウダーとよばれるデバイスが広まっている日本での普及には課題が多そうです。
※2016年9月3日追記
ほとんどの吸入器に取り付けることができるようです。
※2016年9月3日追記
現在は「asthmapolis」ではなく「Propeller Health」というアプリになっています。
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