医療・ヘルスケア関連アプリの一部を紹介します。
がん治療中のつらさを伝えるためのアプリ「つたえるアプリ~つらさを和らげるために~」
最近、芸能界でがんについての報道が増えていますよね。今や2人に1人はがんになると言われているので、いつがんと宣告されてもおかしくありません。
そんながん患者さんのために株式会社ウェルビーが開発し、塩野義製薬株式会社が提供している、がん患者向けのアプリ「つたえるアプリ~つらさを和らげるために~」を紹介します。
がん患者向けのアプリ「つたえるアプリ~つらさを和らげるために~」とは?
「つたえるアプリ~つらさを和らげるために~」は、がん患者さんに治療の状況を「記録」してもらうことで、医療従事者に治療状態を「つたえる」ことを目的としたアプリです。
つまり、がん患者さんの「記録」と「つたえる」ができるアプリです。
「記録する」では、18種類(痛み、だるさ、吐き気、気分の落ち込みなど)の症状を0〜10点で付けるというもの。(「ない」=0、「最もひどい」=10のスケールや、「あり/なし」のチェックで記録)
また「気になることのメモ」として自由記載欄もあるようです。
「つたえる」では、「記録」を印刷することができ、日々の症状やメモなどの「記録」を医療従事者に「つたえる」ことができます。
また「つたえ方の例」も確認できるので、それを参考にドクターや看護師さんに「つたえる」ことができそうです。
日々の症状を口頭だけで伝えるのは大変だと思いますが、このアプリによって、がん患者さんの状態を正確に伝えることができそうです。
こういったサポートアプリが出てくるのは嬉しいですが、それだけ必要性が高まっているということにもなり、複雑な気持ちです。
今では「がん」も珍しい病気ではなくなりました。治療や診断も充実していくことを願っています。
偏頭痛持ちの方は必見!偏頭痛の誘因が把握できるアプリ「頭痛ろぐ」
天候やストレスで頭痛があったり、原因はわからないが頭痛があるなど、偏頭痛でお困りの方多いのではないでしょうか?
そんな方に役立つアプリが「頭痛ろぐ」です。
偏頭痛の誘因がわかるアプリ「頭痛ろぐ」とは?
「頭痛ろぐ」は、偏頭痛が起きた際の詳細データ(天候や場所、痛みの程度、睡眠時間など)を記録することで、頭痛の誘因を把握することができるアプリです。
頭痛だけでなく、睡眠時間を感知する機能もついているため、日々の睡眠時間の記録も可能なアプリとなっています。
また、記録したデータをレポートとして出力することもできるため、ドクターと頭痛の誘因を共有することもできます。
メリットがあるのは偏頭痛の患者だけではない
このアプリでメリットがあるのは患者さんだけではありません。
そもそも「偏頭痛の治療と研究」を目的に開発されたアプリということもあり、ドクターと研究者にも役立つアプリとなっています。
患者さんは自分の頭痛を把握できるというメリットがありますが、ドクター・研究者にもメリットがあります。
ドクターは、設定によって24時間アクセス可能なので、患者さんの「頭痛ろぐ」データを確認でき、よりよい診断と治療法が選択でき、研究者においても、集積されたデータを元に、治療薬などの研究を進めることができるというメリットがあります。
このように、個々人の頭痛の管理だけでなく、集積されたデータによって多くの人が助かる治療が増えてくる可能性があります。
偏頭痛でお困りの方は、1度使ってみてはいかがでしょうか?
順天堂大学が開発したロコモティブシンドローム用iPhoneアプリ「ロコモニター」
順天堂大学が公開したアプリが話題になってますが、ご存知ですか?
順天堂大学が臨床研究のために開発したアプリが、現在(2016年3月)3疾患について、リリースされています。
3疾患とは、ロコモティブシンドローム、パーキンソン病、気管支喘息です。
それぞれ、ロコモティブシンドロームは「ロコモニター」、パーキンソン病は「iPARKSTUDY」、気管支喘息は「ぜんそくログ」というアプリで無料でインストールできます。
今回は、ロコモティブシンドローム用のアプリ「ロコモニター」を紹介します。
ロコモティブシンドロームのためのアプリ「ロコモニター」とは?
臨床研究のために順天堂大学が開発したアプリのひとつ、ロコモティブシンドローム用のアプリ「ロコモニター」紹介します。
そもそも、ロコモティブシンドロームという言葉を聞きなれない方もいるかもしれません。
ロコモティブシンドロームは、2007年に日本整形外科学会が提唱した概念で、「ロコモ」と略されることが多い疾患です。
運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」といいます。
進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。
進行すると日常生活にも支障が生じてきます。
2007年、日本整形外科学会は人類が経験したことのない超高齢社会・日本の未来を見据え、このロコモという概念を提唱しました。
いつまでも自分の足で歩き続けていくために、運動器を長持ちさせ、ロコモを予防し、健康寿命を延ばしていくことが今、必要なのです。
「ロコモニター」とは?
近年注目されているロコモティブシンドロームの研究のためのアプリが「ロコモニター」です。
「ロコモニター」は、アプリをインストールして、簡単な質問に答えるだけで、その結果をもとに適切なアドバイスが表示されるというアプリで、ロコモティブシンドローム対策をサポートしてくれるというものです。
また、質問の回答結果が収集され、ロコモティブシンドロームの研究に役立てるという目的もあります。
iPhoneのセンサーによって、歩数や心拍数を把握することで、日々の生活状況とロコモティブシンドロームの関連性を調べるというもので、アプリというツールのため、より大規模なデータ収集が可能となっています。
多くの人がインストールすることで、ロコモティブシンドロームの実情が明らかになるかもしれません。
アプリを使うことで医学の進歩に貢献できるので、もし、気になる人がいれば、是非インストールしてみてください。
順天堂大学が開発したパーキンソン病の臨床研究用iPhoneアプリ「iPARKSTUDY」
順天堂大学が臨床研究のためにアプリを開発しリリースしいて、現在(2016年3月)、ロコモティブシンドローム、パーキンソン病、気管支喘息の3疾患について公開されています。
それぞれ、ロコモティブシンドロームは「ロコモニター」、パーキンソン病は「iPARKSTUDY」、気管支喘息は「ぜんそくログ」というアプリで無料でインストールできます。
今回は、パーキンソン病のためのアプリ「iPARKSTUDY」を紹介します。
パーキンソン病研究のためのアプリ「iPARKSTUDY」とは?
臨床研究のために順天堂大学が開発したアプリのひとつ、「iPARKSTUDY」は、パーキンソン病の患者さんの日常生活をモニターし、そのデータを収集、解析することで、パーキンソン病の患者さんの日常生活を調査を目的としたアプリです。
そもそもパーキンソン病は、簡単にいうと、体が自由に動かなくなる病気です。
脳からの命令が全身にうまく伝わらず体が自由に動かなくなる病気
・脳の中で命令を伝達する物質(ドーパミン)が不足することで起こる
・基本的には数年かけて徐々に進行する
頻度
・日本では約15万人の患者がいると言われている
・高齢者の数百人に約1人
症状は似ているが、原因が異なる「パーキンソン症候群」という病気がある
・両者の判別は難しく、月〜年単位の時間をかけて判断がつく場合もある
こういった疾患のため、日常生活に大きな影響があります。
そのため治療方針の決定には患者さんの日常生活をモニターする必要があります。
ただ、実際に24時間モニターすることは困難なので、iPhoneを活用して日常生活をモニターするということが、このアプリ「iPARKSTUDY」の特徴です。
特にパーキンソン病に合併する睡眠障害を明らかにするために、iPhoneのセンサーを活用して、睡眠時の体動をモニターし、睡眠がしっかり取れているか把握できます。
そうすることにより、適切に生活の質を評価できるというもの。
アンケートに答えて、生活の質と睡眠のリズムを評価するとともに、iPhoneで睡眠状態をモニターし、その結果をフィードバックしてくれるため、自分の状態を客観的に把握できるというアプリです。
インストールはこちらから
Appleが医療分野に本格進出!iPhoneで医学研究から治療までをサポート!
Appleが2015年3月に発表したフレームワーク「ResearchKit」をご存知ですか?
「ResearchKit」はアプリ開発キットで、簡単にいうと、iPhoneをもっていれば誰でも医学研究に参加できるプラットフォームのようなものです。
この「ResearchKit」がベースにあることで、iPhoneユーザーのデータが医学研究に活用しやすくなっています。
実際に国内でも、「ResearchKit」を活用したアプリが続々とリリースされていて、実際に見た方が、わかりやすいと思うので、「ResearchKit」を使ったアプリを紹介します。
アプリ開発キット「ResearchKit」を活用したアプリとは?
「ResearchKit」を活用したアプリとして、上記で紹介した「ロコモニター」や「iPARKSTUDY」だけでなく、「ぜんそくログ」、「GlucoNote(グルコノート)」などがあります。
それぞれ、ロコモティブシンドロームやパーキンソン病、ぜんそく、糖尿病の研究のためのアプリとなっていて、順天堂大学や東京大学がリリースしているものです。
これらのアプリはインストールすることで、自分の治療や体調を管理するだけでなく、そのデータを医学研究に役立てることができるという特徴があります。
つまり、iPhoneユーザーがこれらのアプリを使うだけで、医学研究に貢献できるようになっているということです。
そのほかにも、さまざまな疾患で研究が進められていて、具体的には、自閉症、てんかん、メラノーマ、ぜんそく、パーキンソン病、糖尿病、乳がん、心臓血管疾患などが対象となっているようです。
「ResearchKit」を活用したアプリが今後も増えていきそうです。
さらに2016年3月には、Appleから「CareKit」が発表されました。
Appleが発表した「CareKit」とは?
「ResearchKit」が医学研究に焦点を当てた、アプリ開発のプラットフォームだとすると、「CareKit」は、より患者さんのケアに焦点を当てたアプリ開発のプラットフォームという位置づけです。
例えば、患者さんの治療状況をトレースしたり、健康状態や体調の変化などをドクターや家族と共有したりと、より治療に介入していくようなものになっているようです。
「ResearchKit」で医学研究をサポートし、「CareKit」で患者さんの治療をサポートするという流れが進んでいくかもしれませんね。
Appleが医療分野にかなり力を入れているのがうかがえます。
国内のiPhoneのシェアが6割を超えたようなので、スマホユーザーの6割以上がこういうったものに参加できるとなると、さらにアプリのリリースが活発になっていきそうです。
アウンコンサルティングは18日、今年2月時点でのスマートフォンの「世界40カ国、主要OS・機種シェア状況」の調査結果を発表した。日本のシェア率は、基本ソフト(OS)はiPhoneに入っているアップルのiOS、機種はアップル製のものがともに66.2%となった。昨年に続き、世界40カ国・地域中アップルのシェアが最も高い国であることが分かった。
ただ、問題は、スマホを持っていない高齢者。
慢性疾患を多く抱えていると思われる高齢者がiPhoneを持っておらず、こういうったものに参加しにくい、という課題をどう解決していくかが、今後重要になっていきそうです。
ドクター向け!処方せんが発行できるiPhoneアプリ「Rx-Writer」
「Rx-Writer」とは、ドクターが患者・薬剤・薬局を指定することで処方せんを発行することができるアプリです。
具体的には、アプリ上で患者を登録し、薬剤と薬局を選択することで、薬局宛てににFAXで処方せんを発行できるというサービスです。
薬剤の登録はFDAのデータベースからリストになっているため、薬剤名を全部入力しなくてもキーワードを入れることで選択することができ、手書きよりも大幅に手間が省けます。
ドクターの負担軽減に
患者や薬局などを1度登録してしまえば、リストとして管理できるため、かかりつけの患者であれば操作の手間も少なく済みますし、アプリ上でどの患者がどの薬剤を服用しているかも確認できるというメリットがあります。
無料プランのほか、年間で199ドル支払うことで、登録患者数の制限がなくなり、FDAデータの自動更新機能などが付くプランもあるようです。
PS.
アプリならではの手軽さから、病院のドクターというより開業医が手軽に導入できるサービスかな、というのが個人的な意見です。むしろ、服用薬を確認できるというのは非常に便利で、お薬手帳と連動すればおもしろいサービスになりそうです。
アプリが障害の壁をなくす!聴覚障害者サポートアプリ「ava」が素晴らしい!
聴覚に障害を持つ方にとって、スムーズな会話をするのは困難だと思います。
そんな耳が不自由な方のためのアプリ「ava」によって、障害の壁がなくなります!
障害の壁をなくす聴覚障害者サポートアプリ「ava」とは?
聴覚障害者サポートアプリ「ava」は、スマートフォンで音声を認識し、それをユーザーのモニターに表示するというアプリです。
わずか1秒で言葉を認識!
スマートフォンのマイクで言葉を拾い、言葉を認識・表示するのに1秒でできるので、スムーズな会話が可能です。
また、誰が言った言葉なのかも認識できるようになっています。
具体的には、声の違いを判別し、発言者を色で識別できるようです。
このように「ava」があれば、チャットのようなイメージで、リアルタイムにスムーズに会話が可能です!
ちなみに料金は無料で最大5時間、月29ドルで無制限に利用できます。
熊本地震被災地支援アプリが公開!「GPS Punch!九州被災者支援システム」
熊本地震被災地支援アプリが公開されたのでご紹介します。
公開したのは、位置情報をビジネスとして活用するアプリ「GPS Punch!」
このアプリを利用して、熊本地震被災地支援のため、ボランティアの方向けの環境を公開しました。
それが「GPS Punch!九州被災者支援システム」というアプリです。
「GPS Punch!九州被災者支援システム」とは?
このアプリは位置情報を活用して、物資を必要とする人(被災地側ボランティア)の情報をリアルタイムで共有できるというものです。
詳細はこちらをご覧ください。
http://gps-punch.jp/documents/hinan.pdf
Webでも被災地の状況が確認できます。
「GPS Punch!」 のアプリをインストールしてログインする際に、
グループIDを kumamoto2016 とすることで利用することができます。
アプリを利用して、どの場所でどんな救援物資が必要か?ということを発信できますので、情報発信の役に立つかもしれません。
個人的に「ガジェット」という言葉に弱く、新しいガジェットを見るとついついポチってしまうことがあります。
ガジェット好きの方ならこの気持ちわかりますよね?
特にクラウドファンディングサイトは誘惑でいっぱいです…
そんななか、ガジェットに特化したサイトを発見!
その名も…ガジェる
ガジェット好きなら見逃すわけにはいかいないサイトです。
メールアドレスと任意のパスワードですぐ会員登録できたので、速攻で登録してしまいました…
しばらくガジェット沼から抜け出せなそう…
公式サイトはこちらからどうぞ⇒「ガジェる」